ボランティア活動とは
ボランティア活動をひとくちでいうならば[福祉の風土づくり]といってもいいのではないでしょうか。みんなが人間として豊かに暮らしていける社会をめざし、そのために、ひとりひとりが助け合う「ごくあたりまえな」「ごく自然な」住民の活動です。
ボランティアの性格
自発性
人々の悩みや社会問題を自分の問題としてとらえ、自分の自由な意思に従って行います。自分で見、自分で考え、自分で判断して実行に移す、積極的な社会参加活動です。
福祉性、社会性
活動は、社会福祉や公衆衛生、社会教育、交通、文化、環境問題等あらゆる生活部門に及びますが、どんな小さな活動でも、社会の福祉を高める方向性をもっています。又、その活動は人とのつながりを大切にし、人と社会を結びます。
無給性
活動は報酬や地位・名誉を目的とせず、精神的な喜びを得る事ができます。
ボランティアの心構え
ボランティア活動は、自分の得意なことや自分ができることをするのが基本です。
無理のない内容で、無理のないスケジュールで、気負わず楽しく取り組むことが活動を長生きさせる秘訣です。又、家族の協力も必要になってくる面もありますので、家族の理解は得ておきましょう。もちろん、健康には充分留意してください。
時には、相手の家庭と関わることで、色々な家庭の事情を知ることもあります。秘密を保持すること、約束を守ること、金品のやりとりはしないことなどは当然のことです。
ボランティア活動を続けていくために、何より大切なのは相手の気持ちにより近づいていく、ということでしょう。自分の考えを押し付けるのではなく、相手の考えを尊重します。又、この相手の気持ちを尊重するということは、ボランティア同士のつながりにも共通して言えることです。ボランティアは決して縦のつながりではありません。ボランティアはすべての人々が対等に横につながった関係といえます。
情報には常に関心を持って、前向きに、更によりよいボランティアを目指しましょう。
どんなボランティア活動があるの?
自分に合うものをさがしてみよう
趣味や特技を生かしたい・・
こんなことに興味がある・・
子ども(幼少~青少年)を対象にした活動
保育のお手伝い、読み聞かせ、紙芝居、人形劇、スポーツなど育成のお手伝い、里親、食育、フリースクール、不登校・引きこもり支援、学習指導、遊び相手、子ども会リーダー、子どもの人権を守る活動、遊びの伝承、安全見守りなど
高齢者を対象にした活動
家事手伝い、配食、食事会、外出支援(送迎)、話し相手、安否確認など
障害児・者を対象にした活動
手話、点訳、音訳、外出支援、家事支援、盲導犬・介助犬・聴導犬等育成、話し相手、遊び相手、学習支援、障害者スポーツ支援、イベントの手伝い、作業所支援など
施設や病院での活動
生活支援、イベントの手伝い、植木や花壇・菜園の手入れ、散歩、病院受付案内、買い物、話し相手、院内文庫、学習指導など
文化・歴史・教育・芸能などで活動
美術館、図書館、水族館、観光ガイド、郷土研究、踊り、音楽、美術、手芸、パソコン、郷土芸能、講師(登録)など
環境に関する活動
地域の清掃、花壇作り、里山・森林を守る、水や生き物を守る、有機農法、自然保護、環境教育など
動物愛護
里親探し、人とのふれあいなど
災害における活動
生活支援(医療面、精神面、金銭面、衛生面など)
国際関係
語学関係、生活支援、就学支援、交流活動、ガイドなど
相談・援助
各種カウンセリング(DV、アルコール、薬物、ひきこもり、不登校)、交流活動(難病家族会など)、いのちの電話、法律相談、医療相談、ホームレス支援など
健康増進活動
レクレーション指導、運動指導、食育活動、保健推進活動など
イベント手伝い
講演会、バザー、文化祭、スポーツ大会、地域のまつり、キャンプの手伝いなど
寄付(募金・収集)
使用済み切手、書き損じハガキ、使用済みプリペイドカード類、古本、アルミ缶、楽器、文房具、ベルマークなど
途上国学費援助、災害時などの募金、難民支援など
献眼等の献体
サロン作り
井戸端会議の場
ボランティアの窓口
市町村の社会福祉協議会は、ボランティア活動を始めたい人、ボランティアを必要としている人の相談窓口です。また、ボランティア活動の支援や研修会なども行っています。
ボランティア体験月間のお知らせ
令和6年度「ボランティア体験月間」について
➡令和6年度ボランティア体験月間(7月~8月)活動プログラム一覧
1 ボランティア体験活動の実施社会福祉協議会及び実施事業数
実施社会福祉協議会数、実施事業数及び募集人数のそれぞれが、昨年度と比べてわずかに減少しましたが、大きな変化はありませんでした。茨城県内44市町村のうち38市町村社会福祉協議会(実施率約86%)が、83の事業を実施します。
2 事業実施月
実 施 月 | 7 月 | 7~8月 | 8 月 | 通年(8~2・3月) | 合 計 |
実施事業数 | 13 | 14 | 54 | 2 | 83 |
※宿泊を伴うもの 1事業
3 参加対象者
小・中学生、高校生、小学生の親子、高齢者、障がいのある方、ボランティア、地域の方々や各地域に通勤、通学している方々です。
※ほとんどが夏休み期間の実施のため、児童・生徒を対象とした事業が主となっています。また、学校の先生方を対象とする福祉教育研修が3つの社会福祉協議会で実施されます。
4 募集人数
事業全体で、総数2,000名を超える募集人数です。
(複数回実施は総人数で算出。親子等で参加の場合は1組2名として算出。フリー、定員なしを除く。)
5 実施事業内容
ボランティア入門講座や手話・点字等の体験学習が最も多く、次いで、障がいのある方や高齢者との交流や盲導犬についての学習を実施する社会福祉協議会が数多くあります。また、今年度は「防災」に関する事業が増え、10の社会福祉協議会で実施されます。
ボランティア保険とは
ボランティア活動をする方の活動中のケガや事故など、万が一の時のための保険があります。保険に関する相談は、市町村社会福祉協議会または本会にお問い合わせください。
ボランティア活動保険
「ボランティア活動保険」は、日本国内におけるボランティア活動中におこる様々な事故に対するボランティアの方々を補償する保険です。
加入申込人 | 社会福祉協議会およびその構成員・会員ならびに社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動センターなどに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体 | ||||
補償対象期間 | 加入した翌日午前0時から当該年度の3月31日午後12時まで | ||||
年間保険料
※加入した年度末まで |
基本タイプ | A | 350円 | B | 510円 |
天災タイプ
(基本タイプ+地震・噴火・津波)
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天災A | 500円 | 天災B | 710円 | |
補償内容・その他 | 詳細は ふくしの保険(全国社会福祉協議会HP) でご確認ください。 |
ボランティア行事用保険
「ボランティア行事用保険」は、社会福祉協議会の構成員や会員である団体・グループおよび社会福祉協議会などが主催者となり地域福祉活動やボランティア活動の一環として行う各種行事における様々な事故に対し補償する保険です。
加入申込人 | 社会福祉協議会およびその構成員・会員ならびに社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動センターなどに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体 | ||||
補償対象期間 | 加入した翌日午前0時から当該年度の3月31日午後12時まで | ||||
保険料 | Aプラン
(宿泊無) |
A1 |
1日 28円/人
(最低保険料 560円/最低加入人数 20名)
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A2 |
1日 126円/人
(最低保険料 2,520円/最低加入人数 20名)
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A3 |
1日 248円/人
(最低保険料 4,960円/最低加入人数 20名)
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Bプラン (宿泊有) |
1泊2日 | 241円 | 6泊7日 | 364円 | |
2泊3日 | 295円 | 7泊8日 | 504円 | ||
3泊4日 | 300円 | 8泊9日 | 509円 | ||
4泊5日 | 354円 | 9泊10日 | 514円 | ||
5泊6日 | 359円 | 10泊11日 | 519円 | ||
Cプラン(宿泊無、参加者が事前に特定できないA1区分行事) |
1日 28円/人
(最低保険料 560円/最低加入人数 20名)
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補償内容・その他 | 詳細は ふくしの保険(全国社会福祉協議会HP) でご確認ください。 |
福祉サービス総合補償
「福祉サービス総合補償」は、社会福祉協議会をはじめ、その構成員や会員である団体、グループなどが行う在宅福祉・地域福祉サービスにおける様々な事故に対する補償です。
加入申込人 | 社会福祉協議会およびその構成員・会員ならびに社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動センターなどに登録されているボランティアグループ | ||
補償対象期間 | 加入した翌日午前0時から当該年度の3月31日午後12時まで | ||
保険料
※加入した年度末まで |
ケガの補償・賠償責任の補償 | Aプラン | 延活動従事者数×17円 |
Bプラン | 延活動従事者数×28円 | ||
Cプラン | 延活動従事者数×42円 | ||
感染症の補償 | 延活動従事者数×1円 | ||
その他 | 詳細は ふくしの保険(全国社会福祉協議会HP) でご確認ください。 |
送迎サービス補償
「送迎サービス補償」は、社会福祉協議会をはじめその構成員や会員であるボランティア、ボランティアグループや団体などが行う移送・送迎サービスにおいて、その利用者の移送・送迎中の傷害事故に対する補償です。
加入申込人 | 社会福祉協議会およびその構成員・会員ならびに社会福祉協譲会が運営するボランティア・市民活動センターなどに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体 | ||
補償対象期間 | 加入した翌日午前0時から当該年度の3月31日午後12時まで | ||
保険料 | 利用者特定方式 | Aプラン |
利用者1名利用日数 20円/日
(1申込につき最低保険料 1,000円)
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自動車特定方式 | Bプラン |
(自家用乗用車・自家用貨物車とも)
法定乗車定員1名 2,000円/年 |
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その他 | 詳細は ふくしの保険(全国社会福祉協議会HP) でご確認ください。 |