ボランティア・市民活動フォーラム「ボランタリーが育む、子どもの未来」

趣旨

核家族化や経済格差、人間関係の希薄化など、子どもの育ちを巡る環境の変化は著しく、家庭が抱える困難は複雑・深刻化しており、子どもの貧困だけではなく、子どもが安心して過ごせる居場所がなく、孤立するケースも少なくありません。
一方で、「こども食堂」をはじめとした、子どもが安心して過ごせる様々な「居場所」が、地域に増えつつあり、それらの活動をサポートするボランティアの力がとても重要となっています。
すべての子どもたちが未来への希望を持ち、安心して過ごすことができる地域社会は、子どもたちだけではなく大人も生活しやすい地域社会でもあり、その実現に向け本フォーラムでは「子ども」をキーワードに、全ての子どもたちが安心して過ごせる地域づくりについて考えていくことを目的に開催いたします。

開催日時

令和6年8月31日(土)12時45分から16時15分(受付開始12時15分から)

場 所

セキショウ・ウェルビーイング福祉会館(水戸市千波町1918)
1階 コミュニティホール

募集定員/参加費

150名/無料

タイムスケジュール

時  間 内  容
12:00~13:00 プレイベント
サロン活動などで活用できるニュースポーツ・eスポーツの体験・展示
12:15~ 受付開始
12:45~13:00 開会・オリエンテーション
13:00~14:00 基調講演  ボランタリーが育む、子どもの未来(仮題)
14:00~14:15 休憩・移動
14:15~16:15 分科会
16:15 閉会

内容

プレイベント サロン活動などで活用できるニュースポーツ・eスポーツの体験・展示 会場:ギャラリー
 プレイベントでは、サロン活動やこども食堂のイベントなどでも活用ができるニュースポーツ・eスポーツの展示や体験ができます。ニュースポーツのなかには、室内向け室外向けと色々な種類がありますので、ご自身の活動場所にあった種目を見つけることができます。

ニュースポーツとは?
20世紀後半以降に新しく考案されたスポーツで、年齢や体力にかかわらず誰もが楽しめるスポーツとして近年注目されています。具体例:輪投げ、ボッチャ、ラダーゲッター、モルッグ等

eスポーツとは?
「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略で、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称を指す。電子機器を使う娯楽や競技、スポーツなどのことをいいます。

基調講演 「ボランタリーが育む、子どもの未来(仮題)」 会場:コミュニティホール
 基調講演では、各分科会の基礎となる、子ども達のおかれている現状や課題について学んでいきます。
すべての子どもたちが未来への希望を持ち、安心して過ごすことができる地域社会のために、私たち大人が出来る支援とは何かを考えていきます。
講 師:石井 正宏 氏 (NPO法人 パノラマ 理事長) (神奈川県)
2000年よりひきこもり支援に取り組むNPOで活動後2009年に独立。予防型支援に取り組むため2011年から神奈川県立高校で有給職業体験バイターンや潜在的な支援ニーズにアプローチする図書館での交流相談を開始。2014年から校内居場所カフェを開始する。2015年にNPO法人パノラマを設立し、横浜北部エリアで小学生から8050問題まで、途切れのない支援の構築をミッションに活動。令和4年5月に日曜討論出演。フジロックNGO VILLAGEの幹事を務める。1969年東京生まれ。【NPO法人パノラマ】
「すべての人々がフレームインできる社会を創る」をミッションに、既存の社会フレーム(枠組み)では収まりきれずに、社会的弱者となるリスクの高い子どもや若者たちなど、すべての人々がパノラマ写真のようにフレーム・インでき、活きいきと暮らせる社会を創るために活動している。
第1分科会 「こども食堂」から、子どもの居場所を考える
「こども食堂」とは、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂です。温かい食事だけではなく、「食」を通して、子どもたちや地域の大人たちが交流できる暖かな交流もできる「居場所」です。
本分科会では、こども食堂を運営している2団体の事例報告等を通して、子どもの居場所について考えていきます。実践者だけではなく、子ども食堂に興味のある方、今後ボランティアを行ってみたい方も大歓迎です。
ファシリテーター
大野 覚 氏 (認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ常務理事兼事務局長)
事例報告団体 NPO法人ちいきの学校 こども食堂「ありがとごはん」 (水戸市)
NPO法人あっとホームたかまつ「よつ葉食堂」     (鹿嶋市)
第2分科会 あなたはヤングケアラーを知っていますか?
~あなたの気づきが、子どもたちの支えになります~
 ヤングケアラーとは「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものこと(日本ケアラー連盟の定義)」です。茨城県が実施した実態調査では、世話をしている家族が「いる」と回答したのは、小学6年生で9.6%、中学生の4.5%、全日制高校生の3.6%、定時制高校生の9.4%、通信制高校生の12.3%と、けして少ない数ではありません。
ヤングケアラーの支援は、専門職だけではなく、子どもたちの近くにいるすべての大人たちの理解が必要です。この分科会ではヤングケアラーの基礎知識やヤングケアラーの声、ヤングケアラー支援団体の事例報告を通して、私たち大人ができる支援を考えていきます。
講  師:松澤 明美 氏  (北海道大学大学院保健科学研究院 准教授)(北海道)
事例報告:認定NPO法人カタリバ (東京都)
第3分科会 誰もが、参加できる機会を創る
~メタバースから考える多様な子どもの居場所づくり~
 この分科会では、すべての子どもたちが参加できる機会を創ることを目的に、多様な居場所の在り方を検討していきます。子どもと一口に言っても、大人がそうであるように、一人一人様々な違いがあります。外出自体が難しい子ども、人混みが苦手な子ども、知らない場所に行くことに強いストレスを持つ子ども、リアルで知らない人に会うのが怖い子ども、住んでいる場所により距離的な問題で移動が困難な子ども…。
誰もが参加できる機会を創る、その一つの可能性として、メタバース空間を利用した居場所づくりについて考えていきます。
講   師:(株)みんなのコンテニュー 代表取締役  吉原 大樹 氏 (つくば市)
注意事項:本分科会は、講師が活用しているメタバースを実際にみてもらい、一緒にメタバースを体験しながらメタバース(3D空間)が、コミュニケーションのツールとして、コミュニティのデジタルツールとして活かせる可能性を知っていただきます。ご自身でメタバース空間に入って体験したい方は、分科会終了後、御案内いたします。

申し込み方法

令和6年8月19日(月)までに受付フォーム(Google フォーム)からお申し込みください。

 受付フォーム

開催要項/問い合わせ

開催要項(PDF形式)

問い合わせ
社会福祉法人茨城県社会福祉協議会 福祉のまちづくり推進部
〒310-8586 水戸市千波町1918 セキショウ・ウェルビーイング福祉会館2階
TEL:029-243-3805